
こんにちは。住まい119の富村です。第12回は室外機です。
沖縄で仕事をしていていちばん本土と違うと感じるのが、この塩害です。
潮風は、金属を静かに削る
室外機の背面には、薄いアルミのフィンがびっしり並んでいます。ここで熱を捨てています。
海が近いと、潮を含んだ風がこのフィンに当たり続けます。塩分は金属を腐食させるので、フィンが白く粉をふいたようになり、やがて崩れていきます。
崩れたフィンは風を通しません。熱を捨てられない=効きが落ちる=電気代が上がる。この順番で効いてきます。

室内だけ洗っても、効きは戻らない
ここが大事なところです。
「内部を洗ったのに効きが変わらない」という場合、原因が室外機側にあることがあります。室内機をどれだけきれいにしても、熱を捨てる側が詰まっていれば冷えません。
だから見積りのときは、できるだけ室外機も見せていただいています。まわりに物を置いていないか、雑草が生い茂っていないか。これだけでも変わります。
目安として、室外機のまわりは30cmほど空けてあげてください。

自分でできること、できないこと
できることは、まわりの片づけと、外から見えるゴミや落ち葉を取り除くことです。これは安全にできます。
やめてほしいことは、ホースで勢いよく水をかけることです。フィンは指で押しただけで曲がるほど薄く、水圧で簡単に潰れます。潰れたら風は通りません。
また、電装部が入っている面に水が入ると故障します。運転中に水をかけるのも避けてください。
「洗ったら効きが悪くなった」という相談は、だいたいこれが原因です。

塩害は、防ぎきれないけれど遅らせられる
海のそばに住んでいる以上、塩害をゼロにはできません。ただ、まわりを片づけて風を通し、定期的に状態を見るだけで進み方は変わります。
室外機の状態が気になる方は、室内機のクリーニングのときに一緒に見ますので声をかけてください。
次回は、ご家庭でできるフィルター掃除の正しいやり方です。
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(文責:住まい119 エアコンクリーニング事業部 責任者 富村達也)
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